- 経歴
- 北里大学病院研修医、北里大学メディカルセンター/循環器内科、北里大学病院 循環器内科/救命救急センター、横浜栄共済病院 循環器内科、町田市民病院 循環器内科、北里大学病院 循環器内科
- 資格
- 医学博士、日本内科学会内科認定医/指導医、日本循環器内科学会循環器内科専門医、日本心血管インターベンション治療学会認定医、日本経カテーテル心臓弁治療学会経カテーテル的大動脈弁置換術実施医、身体障害者福祉法第15条指定医(心臓機能障害に係る区分)、日本医師会認定産業医
⽉ | ⽕ | ⽔ | ⽊ | ⾦ | ⼟ | |
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午前 |
村松 |
村松 |
村松 加古川 |
- |
村松 |
村松 箸方(第1週) 佐藤(第3週) |
午後 |
橋本 |
中村 |
村松 |
- |
村松 |
- |
循環器内科は心臓内科という名称でも認識されることがありますが、主に心臓と血管を専門にした内科領域を指します。
心臓は全身に血液や酸素を送りだすポンプの役割をしており、血液を全身に循環させているイメージだとわかりやすいかもしれません。
このポンプの役割が果たせなくなったとき、心臓に帰ってくるべき血液の渋滞が全身に生じ、肺や足などに水がたまったり、生命の維持ができなくなったりしまいます。
また心臓は筋肉で出来ていますが、心臓が悪いというのはその筋肉が病気になるだけではなく、4つの心臓の部屋を分けている弁が悪くなったり、心臓を包みこみ自身に栄養を送っている冠動脈という血管が病気になったり、心臓が脈打つために走る電気のトラブルにより不整脈がでたりもします。
また血管の病気に関しては、動脈硬化予防が非常に重要になります。心臓、血管ともに長持ちさせるには高血圧や脂質異常症、糖尿病、禁煙といった生活習慣病管理が大切であり、循環器内科の基本はこれらをいかに日々の診察で患者様一人一人にあった医療を提供していけるが鍵になります。
心疾患は時に生命を脅かす大病になりますので、これをいかに未然に防ぐかが重要で、当院では循環器を専門とした多くスタッフにより皆様の生活習慣病管理に注力していきます。
また、厚生労働省の方針により、2024年6月より生活習慣病で通院されている方は、療養計画書の作成が必要となります。
今後、療養計画書(指導内容や検査値、目標値などを記載した用紙)を皆様にお配り致しますでの、よろしくお願いいたします。
尚、当院では定期的に通院されており、状態が安定している患者さんにおかれましてはご相談のうえ、28日以上の長期処方、または医師の判断により、リフィル処方箋を交付することが可能です。
お気軽にご相談ください。
四肢、胸部に電極を張り測定します。同日循環器医が診断、読影し結果をお伝えすることが可能です
心臓の動きや弁膜症を評価することができます。基本的には水曜午前に予約枠を設けております(女性医師による施行)
24時間測定できるポケットサイズの心電計を装着していただき、1日の不整脈の出現、波形記録をすることができます。当院で装着していただき、翌日に取り外しに来院していただきます。結果は解析がありますので2週間くらいかかります。
胸の写真をとることで、心臓の大きさや肺に水がたまる胸水の有無などを確認することができます。
当院では当日に白血球やヘモグロビンの値を出すことができ炎症の有無や貧血の程度が判断できます。ワーファリン内服中の患者様のPT-INRも同日測定できますので当日の薬剤調整が可能です。
四肢の血圧、脈波を測定することで動脈硬化の程度を測定できます。主に下肢の血流を測定するときに使用します。
非常勤臨床検査技師により心臓以外の超音波検査も可能です。
心不全 | 【慢性心不全、急性心不全】 心臓は全身に血液を送り出すポンプの働きをしています。このポンプの働きができなくなると、送り出す力がなくなり必要な血液が十分に送られないことや、この体内循環の障害が生じ血液や水の渋滞が起こって、心臓に帰るべき血液や水が体の至る所にあふれてむくみなどが生じます。 心不全の主な症状は息切れや、むくみ(浮腫)、横になると苦しいなどがあります。 |
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虚血性心疾患 | 【労作性狭心症、不安定狭心症、冠攣縮性狭心症、急性心筋梗塞、微小循環障害など】 胸が痛くなる症状は多岐にわたりますが心疾患が原因の場合は致死的経過になる可能性がある疾患も存在します。 虚血性心疾患は心臓の周りにある3本の冠動脈が詰まったり細くなることで、心臓に必要な血液や酸素を送れなくなることで症状が出現します。治療や薬以外にカテーテル治療によりステントや風船で狭い場所を広げたりして行います。 より重症な場合は開胸して外科的にバイパス手術が必要なこともあります。 |
不整脈 | 【心房細動、心室細動、房室ブロック、洞不全症候群、WPW症候群、期外収縮など】 心臓が動かしているのは電気信号で制御されており、不整脈を起こす回路の存在で脈が速くなることや、電気信号がうまく伝わらないことで脈がゆっくりになるなどの症状がなります。 薬で調整したり、カテーテルアブレーションやペースメーカーなどのデバイスを使用し治療します。 |
弁膜症 | 【大動脈弁狭窄症、大動脈弁閉鎖不全症、僧房弁閉鎖不全症、三尖弁閉鎖不全症など】 心臓が4つの部屋からできており、それぞれの部屋の間に血液が一方向に流れるように弁があります。この弁に異常をきたすと閉まりが悪くなり、逆流をきたしたり、弁の開放が悪くなり血液を隣の部屋へ送り出しにくくなったりします。 症状の軽減や心臓の負荷を軽減することは内服でも可能ですが、重症に進行しているような場合は物理的に弁を交換や形成することが必要なります。最近では外科手術以外にもカテーテル治療での介入が可能になってきております。 |
心筋症 | 【肥大型心筋症、拡張型心筋症、アミロイド―シス、サルコイドーシスなど】 心臓は筋肉の塊であり、この筋肉に異常をきたす疾患がいくつかあります。容量や圧に負荷がかかり増悪するもの、異常物質が蓄積することで異常をきたすものなど原因はさまざまであり、進行すると心不全症状やその他不整脈なども発症してきます。 |
血栓症 | 【深部静脈血栓症、肺動脈血栓症など】 血液は基本的に血管内に流れているときは固まりませんが、血管内に血のかたまり、血栓ができてしまいそれが臓器に飛ぶことで障害を起こす病気があります。 息切れや下肢の痛み、むくみ、失神などの症状があげられ、治療は内服や点滴による血液サラサラになる薬や、重症例ではカテーテル治療などもあります。 |
動脈疾患 | 【閉塞性動脈硬化症、大動脈瘤、大動脈解離など】 動脈硬化が全身の血管で進行すると、足の血管が細くなり足に痛みをきたしたり、血管にコブ、瘤ができてしまう、血管が避けてしまうといった疾患になります。いずれも動脈硬化予防が重要で高血圧や脂質異常症などの生活習慣病の管理を日常的に行っていくことをお勧めします。 |
炎症性疾患 | 【感染性心内膜炎、心膜炎、心筋炎など】 心臓に炎症を起こすことで発症する疾患もあり、症状は多岐にわたります。風邪から発症するような疾患も存在し、胸部症状がある場合は心電図や採血、心臓超音波検査で評価していくことで診断精度があがります。 |
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